ご挨拶

ご挨拶動画

全国リハビリテーション学校協会
理事長 高木 邦格
(学校法人国際医療福祉大学 理事長)

全国リハビリテーション学校協会 理事長 高木邦格

 日頃より、全国リハビリテーション学校協会の活動に格別のご理解・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。この度の第34回教育研究大会・教員研修会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 全国リハビリテーション学校協会は、「一般社団法人日本リハビリテーション学校協会」「全国理学療法士・作業療法士学校連絡協議会」「日本言語聴覚士養成校教員連絡協議会」の3団体を統合して2012年に発足し、現在の加盟校は282校にのぼります。

 その活動の一環として毎年行ってきた教育研究大会・教員研修会ですが、昨年、石川県金沢市(金沢大学会場)にて開催準備を進めていた第33回大会は、COVID-19感染拡大の影響で残念ながら中止となりました。今年度においても、現時点での感染者数は減少傾向にあるものの、依然として予断を許さない状況が続いている中、関係各位の皆様方のご尽力によって、Web配信ではございますが、無事に開催できますことに、安堵しております。

 全国リハビリテーション学校協会の理事長に就任して以来、重要課題として、第三者評価機関であるリハビリテーション教育評価機構の設立と、理学療法士・作業療法士の指定規則改正に取り組んでまいりました。指定規則の改正では、長年の議論の結果、総単位数の見直し、臨床実習の在り方、専任教員の要件の変更を中心に、約20年ぶりの改正が行われました。この2020年4月1日施行の改正を踏まえ、日本理学療法士協会・日本作業療法士協会の協力のもと「臨床実習指導者講習会」を開催してまいりましたが、改めて本協会主催でも開催する予定であるとともに、「専任教員養成講習会」につきましても、本協会主催での実施を調整しているところでございます。また、言語聴覚士の指定規則についても、本協会が改正検討メンバーに加わり、これから本格的な検討がはじまります。各養成校におかれましても、各講習会に関しての調整や指定規則改正に向けた調査などの面でお手数をおかけいたしますが、教育の質の向上のため、引き続きご協力いただきますようお願いいたします。

 今回の第34回大会では、「リハビリテーション専門職教育の再考」というテーマを掲げ、九州大学・石橋達朗総長をはじめ、リハビリテーション教育評価機構・才藤栄一理事長、各職能団体の協会長の皆様のご協力のもと、特別講演や教育講演、シンポジウムなどが企画されております。多彩な企画を通じ、様々な立場からの情報発信や活発な討論の場を設けることで、今後も時代に即したリハビリテーション教育を推進していく契機となればと願っています。

 本大会の開催に際し、多くの皆様方にご支援ご協力を賜りましたことに改めて感謝申し上げるとともに、第34回教育研究大会・研修大会の成功とリハビリテーション教育の発展を切に願いまして私の挨拶とさせていただきます。

謹白

令和3年10月吉日


第34回教育研究大会・教員研修会のご挨拶

全国リハビリテーション学校協会
会長 椿原彰夫
(川崎医療福祉大学 学長)

全国リハビリテーション学校協会 会長 椿原彰夫

 全国リハビリテーション学校協会に加盟されている養成校の教員の方々には、常日頃から学生に対して、熱意と使命感をもって専門教育に取り組まれていることを厚く御礼申し上げます。本協会では、リハビリテーション教育評価機構による第三者評価を義務化し、その審査を通じて養成校の教育内容の向上を促進しております。また、教育研究大会・教員研修会を毎年開催し、教員個々人の能力向上に努めております。

 今年度の第34回教育研究大会・教員研修会は、現地開催を予定いたしておりましたが、新型コロナウイルス感染症蔓延のためにWEB開催となりましたことは、誠に残念に存じます。開催のご準備ならびに企画を賜りました柊幸伸大会長ならびに福岡国際医療福祉大学の先生方には、ご尽力ならびにご心労に、心から感謝申し上げます。

 理学療法士・作業療法士養成校の指定規則がすでに改正され、言語聴覚士についても改正が予定されている背景には、教員の資質能力がより一層高いものとなるべきという強い願いが込められています。単に療法士としての知識と技術を伝達すれば良いというものではなく、医療福祉専門職としての人格形成や自立性の育成を含む人間教育が教員に大きく求められています。特に、少子化の影響によって、基礎学力の低い状態で入学する学生や心理的な問題を抱えた学生が年々増加し、教員の果たすべき役割はますます重要となっています。教育に関する研究と研修会を通じて、より有能な教員へと向上されることと教育の在り方について十分な討議がなされることを期待申し上げます。

 今回の教育研究大会・教員研修会が実りある大会となることを祈念申し上げまして、会長の挨拶とさせていただきます。

謹白

令和3年10月吉日


「リハビリテーション専門職教育の再考」をテーマに開催

第34回教育研究大会・教員研修会
大会長 柊 幸伸
(福岡国際医療福祉大学 医療学部理学療法学科)

第34回教育研究大会・教員研修会 大会長 柊幸伸

 この度、全国リハビリテーション学校協会の「第34回教員研究大会・教員研修会」の大会長を拝命しました。

 「第34回教育研究大会・教員研修会」は令和3年10月23日(土曜日)・24日(日曜日)に福岡国際医療福祉大学を会場として開催します。大会のテーマは「リハビリテーション専門職教育の再考」としました。 理学療法士、作業療法士の養成教育は新しい指定規則に移行し、また言語聴覚士の養成教育でも指定規則の改正が予定されています。リハビリテーションの臨床ではより専門分化が進み、それぞれの専門職に求められる知識や技術、専門職としての適性もより高度なものへと変化してきています。今回の大会ではリハビリテーション専門職教育に精通する諸先生方よりご講演を賜り、関連する課題に関して各専門職の代表が集いディスカッションしたいと考えています。

 今回の大会は、新型コロナ感染症への対策として、残念ながら完全Web形式での開催となってしまいました。本来ならば会場に一同にお集まりいただき、活発な討議とともに親睦を深めたいところではありますが、「密」を避けた安全・安心な大会とさせていただきます。制限下での開催ではありますが、Web開催の利点を大いに引き出し、大会はリアルタイムでWeb配信するとともに、終了後も一定期間視聴できるよう配慮しました。また、研究発表はすべてWeb上でのオンデマンド配信とし、演者への質問も可能なように設定しています。

 大会開催時期の新型コロナ感染症の感染状況を予測することはできませんが、素晴らしい秋空のもとでの開催となることと想像しています。移動が困難な状態であっても、多くの皆様にWebで福岡を体感いただけるよう趣向を凝らした大会運営を考えていきます。皆様のご参加をお待ちしております。

謹白

令和3年4月吉日