大会長挨拶

第76回日本口腔衛生学会学術大会
大会長安細 敏弘
九州歯科大学歯学部 地域健康開発歯学分野 教授

このたび、2027年5月14日(金)~16日(日)の3日間にわたり、第76回日本口腔衛生学会学術大会を北九州国際会議場(福岡県北九州市)において開催させていただくこととなりました。

伝統ある日本口腔衛生学会の大会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いでおります。本学術大会を実り多いものとするため、準備委員会委員一同、一丸となって鋭意準備を進めております。

日本口腔衛生学会は、1952年(昭和27年)の第1回学術大会開催以来、口腔衛生学の進歩と発展を図り、国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的として、多くの口腔保健関係者の方々に支えられながら歩みを重ねてまいりました。近年、少子高齢化の進展や社会構造の変化に伴い、口腔衛生学・予防歯科を取り巻く環境は大きく変化してきました。

このような状況の中、本学術大会のメインテーマを「予防歯科の原点回帰」といたしました。

現在の歯科診療は口腔疾患の予防を基盤として構築されていますが、臨床現場において患者さんにブラッシング指導を行うにしても、標準化された臨床予防歯科ガイドラインが確立されていないのが現状ではないでしょうか。

そこで、本学術大会では、「次世代歯ブラシはどこに向かうのか」「人間工学の視点からブラッシング方法を科学する」「ブラッシング行動の動機づけ」の3点を軸に、特別講演をはじめ、教育講演、シンポジウム、一般演題発表、ランチョンセミナー、情報交換会など、多彩な企画を予定しております。

また、本学会として初めての試みとなる、日本口臭学会との共催シンポジウムも企画しております。

本学術大会が、予防歯科の原点を改めて見つめ直し、これからの口腔衛生学・予防歯科について皆様とともに考える機会となれば幸いです。

多くの皆様に北九州の地へお越しいただき、活発な議論と交流が生まれることを心より願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。