大会長挨拶

  • 第67回歯科基礎医学会学術大会
  • 大会長 竹内 弘
  • 九州歯科大学口腔応用薬理学分野 教授
第67回歯科基礎医学会学術大会 大会長 竹内弘

この度、2025年9月5日(金)から7日(日)までの3日間、第67回歯科基礎医学会学術大会を北九州国際会議場にて開催する運びとなりました。九州歯科大学の担当は1997年の第39回大会以来、28年ぶりとなります。本大会では、歯科基礎医学のさらなる発展を目指し、若手研究者の育成と最新の研究成果の共有に重点を置き、「薪水不絶(しんすいふぜつ)~研究の楽しさを次世代へ~」をテーマに、多彩なプログラムを準備しております。研究と臨床の連携を深め、次世代の研究者に基礎医学の楽しさと重要性を伝える場とすることを目指します。

歯科基礎医学会の特徴は、解剖学、組織発生学、生理学、生化学、薬理学、微生物学、病理学、臨床・再生医学の8分野で構成され、それぞれの専門領域の連携を図るところにあります。本学術大会でも各分野の研究者が一堂に会し、歯科医療の未来を見据えた先端的な議論を展開する機会を提供いたします。口腔環境と全身の健康との関連性を明らかにする研究の進展や、口腔組織を応用した再生医療の新たな展開も期待されており、これら最新の知見の共有を通じて、生命科学および医療の分野全体の発展に貢献する大会にしたいと考えています。また、大会を通じて、参加者の皆様のさらなる学術的進展と新たな協力関係の構築を促し、次世代の研究者育成に寄与できればと願っております。

大会期間中には、ロッテ基金特別講演として、筑波大学の櫻井武先生、金沢大学の覺張隆史先生、東京大学の岡田随象先生によるご講演を始め、歯科理工学会等の他団体との共催シンポジウムや日韓シンポジウム等の各種シンポジウムを企画するとともに、アップデートシンポジジウム、一般口演、ポスター発表を公募いたします。

会員の皆様には、臨床の先生方を含め会員以外の研究者もお誘いのうえ本学術大会にご参加いただき、同じ志を持つ研究者たちとの貴重な交流の場としてご活用いただければ幸いです。歴史的建造物、夜景や地元グルメなど北九州の魅力も是非ご堪能ください。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。